生活保護受給中だけどローンって組めるの?

病気やケガ、年齢で仕事が出来なくなってしまい、収入がなく生活に困窮したときに助けてくれるのが生活保護です。もちろん誰でも受給できるわけではありませんが、一定の条件を満たせば受給することができます。家賃が払えない、光熱費が払えない、食べていくだけのお金がない、そんな人にとって、生活保護はとっても大切な制度です。

でも、生活保護費だけでお金が十分かと言うとそうではありません。生活保護費だけで暮らしていくには、住む家も妥協しなければなりませんし食事や服飾も贅沢なんてしていられません。もちろん車なんて買うことはできないです。では、もしどうしても車が欲しい、必要だと思ったときに車を買うためにローンを組むことはできるのでしょうか?

生活保護を受けているときにローンを申し込むことはできません。生活保護費しか収入がない中でローンを組むということは、国や地方自治体の援助でローンを支払っていくことになります。税金で個人のローンが支払われるなんておかしいですよね?ですから、ローンを申し込むことはできないんです。

そもそも、車や家に関しては生活保護を受給する、申し込む段階で手放さなければいけないことになっています。車や家などの資産がないことも生活保護受給の条件なのです。つまり、生活保護受給中は車や家を持つことはできませんから、そのためのローンなんて申し込む必要はないんですね。

車や家以外にも個人向けの少額融資についても、やはり公費で返済することになりますから申し込むことはできません。生活保護を受給するということは、いろいろ制約があるということを知っておきましょう。

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